Column 7 吉祥寺アラカルト
プラーナ・オリエンタルダンス
吉祥寺の街並みを見渡しながら...
小さなエレベーターを出た先に、真っ青な空が広がる。出迎えてくれたのは、長い黒髪が印象的な小林さん。動きのひとつひとつがしなやかで無駄がなく、さすがダンサーだなぁという感じ。
一目見るだけで、女性らしい力強さや優しさのある人だということを、誰もが感じることができるだろう。
実は身近な『プラーナ』という存在
その国や文化によって、『プラーナ』という言葉の解釈は微妙に違うらしいが、感覚としては≪生命エネルギー・気・呼吸≫といったところ。今でこそ、こういった言葉を聞くとミステリアスだとか神秘的だと思われがちだけど、実は私たちには自然と『プラーナ』が備わっていて、日常生活でも自然と使いこなしているのだという。
例えば、誰かの気配を感じたり、初対面の人に対して直観的に好き嫌いを感じたり...そういったことを感じることは、自分自身が相手のプラーナを感じているということ。『大昔の人たちは、今にも増してプラーナが身近だったんだと思いますよ』と、小林さんが言う。
矯正から、解放へ
元々は、クラシックバレエを踊っていた小林さんが、解放を求めて始めたコンテンポラリーダンス。そして、自分自身で動きを創り上げていくうちに、内側から湧き出てくる「何か」を感じ、それ以来一般的に「踊り」といわれるものよりもカラダ創りに着目した、「東洋のボディワーク」に活動の重点が移っていったのだという。
自分の体にとって何が一番自然なのかを問い続け、行き着いた先が『プラーナ』。そして、吉祥寺にスタジオを構える今に至る。
身も心も柔軟に
現在、受講できるのはリラクゼーションとエクササイズの2コース。カラダの基礎がゆるみ、柔軟なカラダが出来上がっていくことで、動きや立ち方そのものも変化し、表現力も変わっていくという。ちなみに、私も少しだけリラクゼーションの動きを教わったのだけど、数分でも頭がすっきりするし、心が軽くなるから不思議。気になる方は、是非体験レッスンに参加してみてほしい。
一番身近な存在に、耳を傾けて
カラダは、一度に急に変化するものではなく、また、それが良い訳でもない。『カラダが少しずつ変わっていく感覚やプロセスも味わい、楽しみ、少しずつ取り組んでいく事が大切だと思っています。』と小林さん。
外国語や資格...何かを習得するにおいて、スピードばかりが重視されている今だからこそ、じっくりと何かに取り組み、変化していくことの大切さや意味を見直してみる。
『カラダに耳を傾けることができるようになると、自分自身の本質に近づけるようになります。』女性らしい美を磨きたい、ストレスを解消、新しいことに挑戦したい...忙しない日々を送る私たちには、プラーナ・オリエンタルダンスに行ってみるべき理由が、数えきれない程ある気がする。
プラーナ・オリエンタルダンス
http://prana-oriental-dance.com/
住所:東京都武蔵野市吉祥寺本町3-4-11 ウィンズギャラリー7F
電話:0422-27-6422(月曜-金曜 10:00-17:00)
FAX:0422-27-6423