特集コラム

Column 3 吉祥寺の飲み屋

吉祥寺の飲み屋
2011/02/18

おもてなしDINING やぐや KICHIJOJI

「手づくり」の向こうにある、しあわせな家族の晩ごはん。

最近、「手づくり」を掲げる飲食店が増えてきた。確かに、作り置きされたものより出来たてのものの方が美味いし、保存料など添加物が入っていないのは安心できる。けれど、ただメニューを見て注文し、出てきたものを食べて席を立つ、というのはちょっと味気ないなぁとも感じていた。

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そんなとき出会った店が「おもてなしDINING やぐやKICHIJOJI」だ。
ここの接客は、フレンドリーの域を越えてもう家族さながら。例えばメニューを選ぶとき、「今日はどんな感じにします?お腹、けっこう空いてます?」という感じでこちらの空腹具合、体調、時には昨日食べたものなどの話をしながら、その日の自分にぴったりな料理を一緒になって選んでくれることも。

料理が運ばれてきた時は「この野菜は知り合いから特別に譲ってもらったんです。ホントに美味しいですよ!」なんて一言を添えてくれる。そんな魔法のような一言が、ただでさえ美味しい料理を忘れられない料理に変えてしまうのだ。

次に来るとき、思わず「ただいま」と言ってしまいそうなほど居心地の良い店は、都会ではとても貴重。忙しい日が続いた時などにほっと落ち着ける場所として、ぜひレパートリーに加えておきたい一店だ。

女性料理長が作る、愛情たっぷりの手料理。

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もちろん料理も、お母さんが大切な家族のために作る晩ごはんのように、食べる人のことをしっかり考えてくれている。
たっぷりの野菜と豚肉または鶏肉を選べる5種類のタレでいただく「やぐ焼き」(680円から780円)は、ネギやにんにくの量を調節しながら、スタッフが目の前で仕上げてくれる。タレと肉の旨味がじっくりと染みわたった野菜は、いくらでも食べられそうだ。

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もう一つの人気メニューは「チキン南蛮」。
ランチではこれを目当てに来る人も多いのだとか。品切れだと知って帰ってしまった人がいるほど!!(ランチ:サラダ・ごはん・味噌汁・漬け物・デザート付き880円)

人気の秘密はなんといっても上にかかっているタルタルソースだろう。これはタルタルが苦手な料理長が、苦手な人でも美味しく食べられるものを作ろうと試行錯誤して作り上げた究極のソース。ふっくらと炊き上げた新潟産コシヒカリとの相性も抜群だ。

ランチタイムには、女性でもごはんのおかわりをする人が続出するメニュー、一度食べたらヤミツキになること間違いなしである。

おもてなしDINING やぐや KICHIJOJI
住所:東京都武蔵野市吉祥寺本町2-8-9 ルミナス吉祥寺3F
電話:0422-27-2936
営業時間:ランチ 11:30-14:30(L.O.14:00月曜はランチ定休)、
ディナー 17:00-24:00(L.O.23:30)
定休日:第3月曜日

文・取材 / 赤井恒平

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