特集コラム

Column 4 吉祥寺のカフェ

吉祥寺のカフェ
2011/02/28

八十八夜(はちじゅうはちや)

大地と季節と上手につきあう野菜カフェ。

ずっと昔から、日本人は自然と上手に暮らす知恵を持っていた。
その一つが、季節の移り変わりを読むための「雑節」。中でも八十八夜は、霜もなくなり気候が安定する時期なので、農業をしている人にとってとても大切な日。「一生懸命野菜を作ってくれた農家の人たちと同じ気持ちでやっていきたい」という思いから、同じ名前をつけたカフェは、大地の恵みである野菜を通して四季の香りを届けてくれる。

まぶしい太陽を閉じ込めた、元気いっぱいの野菜たち。

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お皿に乗っている色鮮やかな野菜を、まずはそのまま一口。すると、その濃厚な味にびっくり!!葉っぱの一枚一枚から、太陽をいっぱいに浴び、風雨に耐えた力強さを感じることが出来る。それもそのはず。野菜の仕入れ先は、無肥料無農薬の野菜だけを扱っている「築地御厨」。

調理方法もそのままグリルしたり、タジン鍋で蒸したりと実にシンプル。基本的に味付けは薄めで、野菜本来の味を楽しめるようになっている。

また、お好みで味の調節が出来るように塩やドレッシングなどが別添えになっているのも嬉しい。嫌いだった野菜も、本当の味を知ると「こんなに美味しかったんだ!」なんて好きになってしまう人もいるのだそう。
ここは、昔から知っている新しい味に出会える場所なのだ。

まぶしい太陽を閉じ込めた、元気いっぱいの野菜たち。

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主人公は野菜だけれど、同じくらいおすすめなのは相性の良いお肉とお米。例えば、ランチメニューの「ローストチキンのゆずサラダプレート」(1,100円)は、たっぷり野菜の上にほどよく脂が落ちたチキンが満腹感を運んできてくれるし、夜のメニューなら、知る人ぞ知るみやじ豚の西京焼き(1,350円)も登場する。

さらに、土鍋で炊かれるごはんは山形の「つや姫」、栃木の「尚仁沢」、新潟の「コシヒカリ」の3種類から選べる(一人前600円)。お米にこだわるお店は多いけど、食べ比べができるお店はなかなかない。

ランチタイムは17時までなので、たっぷり寝坊した休日でも大丈夫。お腹も心も満たしてから吉祥寺の街へ遊びに行こう!!

八十八夜(はちじゅうはちや)
http://www.hachijuhachiya.jp/
住所:東京都武蔵野市御殿山1-2-1 吉祥寺御殿山デュープレックスリズ2F
電話:0422-24-9490
営業時間:11:00-23:00
定休日:年中無休(年末年始を除く)

文・取材 / 赤井恒平

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