Column 5 吉祥寺グルメ
鉄ぱん軒(てっぱんけん)
ライブのように楽しんで!―厨房の料理風景―
「ジュワーッ♪」と音を響かせながら、店内に拡がるガーリックの香り。目の前で、香ばしく焼き上がるステーキ肉。
オシャレなバル(BAR)のような『鉄ぱん軒(てっぱんけん)』の厨房は、まるでステージみたい。どの座席からも、厨房の様子を眺めることができる。その光景は、ちょっとしたミニ・ライブのようだ。
「鉄板焼きの料理というと…お好み焼きや高級なステーキなど、イメージが極端に分かれてしまう。鉄板焼きをカジュアル感覚で、もっと多くの人に楽しんでもらいたい!」との思いで、店長・中村さんがお店をスタートさせ、今年で3周年を迎える。
五感で楽しんで!―フードメニューいろいろ―
鉄ぱん軒のフードメニューには、「ガーリックライス(500円)」や「マッシュルームのアヒージョ(680円)」など、味はモチロン、香りや見た目でも食欲をそそる品々がズラリ!しかも、どれもお手頃価格!
なかでも「黒毛和牛フィレ(1,980円)」は、塩・コショウでシンプルに味付けされた、お得感が高い一品だ。国産A3クラスのメス牛を厳選し、食感は見た目よりもやわらかく、脂身の臭みも強くない。
「メス牛は、焼いた時にオス牛よりもやわらかいし、脂身も美味しいんですよ!」と、中村さん。付け合わせの野菜や、塩・わさびなどと一緒に、ゆっくり味わうと良いだろう。
シメの一品には、鉄板焼きの王道系「お好み焼き(600円)」を候補に加えたい。具に入ったキャベツは甘みが感じられ、イカや豚肉もやわらかい。
いろいろ具が入りつつも、食感はふんわり♪ソースは、見た目より軽くも、しっかりとした関西風味だ。
10年以上、お好み焼き店で腕を磨いてきた中村さん。「具材と粉のバランスで、ふんわりした食感を出しています」との一言に、こちらも納得!“別腹モード”で、最後に楽しみたい一品だ。
気取らずに楽しんで!―ワインいろいろ―
鉄ぱん軒で、料理とともに力を入れているのが「ワイン」。ヨーロッパ産を中心に、料理と相性の良さそうな品種が、いろいろ用意されている。
「スパークリングワイン(500円)」は、店内に置かれた樽からグラスに注がれて出される。キリッとした辛口で、食が進みそうな一杯だ。「とりあえずビール!」ならぬ、「とりあえずスパークリング!」でも良いかもしれない。
グラスワイン(500円から)も、特定の種類ではなく、日替わりで2、3種類用意されているのは嬉しい。「1人でも多くの方に、さまざまなワインを気軽に楽しんで欲しい」と、ワインリストも数週間ごとに変更される。
「お客様と同じ目線で、料理に合いそうなワインをおススメします!分からなかったら、どんどん聞いて!」というのも、心強い一言だ。今年のお花見シーズンは…行き帰りに『鉄ぱん軒』を訪ねて、オシャレに春を楽しむのもアリかもしれない。
鉄ぱん軒(てっぱんけん)
http://www.teppanken.jp/
住所:武蔵野市吉祥寺南町1-2-2
電話:0422-26-6890
営業時間:平日17:00-24:00(L.O.23:30)
土日祝:11:30-24:00(L.O.23:30)
定休日:年中無休